昨年は随分遅くなってから勧請が丘へ撮りに行った。花なんかどこにもなかった。無知な事に呆れ果てたところに、地区民の方から「桜と同じ頃咲くんだよ!」と教えられた。有難い!。
エヒメアヤメには思い出がある。中学校の頃?、忠臣田地区の田んぼの日当たりの良い原っぱに見つけた。沢山咲いていたかはもう記憶にないが、あまりにも珍しく、その小ささに驚いた。早速掘り起こし翌日学校の理科の先生(確か穴見先生)に尋ねてみたら、愛媛あやめという国の天然記念物だと教わった。そして小林が自生の南限という事と採掘してはならない事も・・・。もう30数年以上も昔のことである。
今年になって、ある掲示板にエヒメアヤメの祭りがある。それも
亀ヶ岡(勧請が丘)で・・の情報。早速事前に行ってみたが見つけたのはたったの一輪だけだった(電子回覧板掲載)。
そして今日ようやく取材にこぎつけた。朝のうちは晴れていたのだが雲行きが怪しかった。主催は「エヒメアヤメを守り育てる会」。代表の方に許可を頂き撮り始めた。先日来た時より沢山咲いているのを見つける事が出来た。目をこらして見ないとわからないが、株によって色や模様形が少しづつ違うようだ。
若い方はあまり見当たらない、興味がないのか?ある程度?取られた?方々がほとんどである。ボチボチではあったが、鑑賞観察者は途切れることも混雑することもなく、私が撮影する間沢山の方が訪問され帰っていかれた。ただ地元の方は見飽きているのか関心がないのか、ほとんどお会いする人はいなかった。
エヒメアヤメは国の指定天然記念物です。盗掘すると罰せられます。皆で大事に見守っていきましょう。
最後に、会員でもないのに会報を頂き有難うございました。また撮影をするのは、朝8時ごろから10時ごろまでが良いとご教授いただきました。10時ごろまでに咲き終わるので、その瞬間が一番綺麗だそうです。